階段の先には長い通路が続いており、三人は先へ進む。
しばらく進むと目の前が扉で閉ざされている。
三人は扉を開けようとするが、全くびくともしない。
するとイエローが何かに気付いた。
「[合言葉を言え]って書いてあるわ。」
扉の右横には[合言葉を言え]と書かれている。更にその下にはヒントが書かれており・・・
「ヒントは[特別快速の英語表記]だって」
「英語でなんて言ったっけ?」
一同は困惑する。
「あっ!」
ピンクは何かを思い出したようで
「思い出した。確か[スペシャル・ラピッド・サービス]だったはずよ。」
すると合言葉に反応して扉が開き、三人は早速中へ入った。
中は広々とした空間が広がっていた。しかし中には誰もいない。
「あれ?何もないじゃん。」
諦めかけたその時だった。
「今度こそ倒しに来たぞ!」
三人の目の前にまたしても三幹部が現れた。
「またお前達か!」
「もういい加減にしなさい!」
「いいや、ここで倒されてもらうよ。」
一同は一気に戦闘モードに入る。すると・・・
「もういい。お前らは下がってろ。」
そこに紫色の逆だった髪と青マント姿で腰に剣を装備した青年が幹部達を止める。すると幹部達は突然現れた青年に従い、引き下がった。
「ポイズン・デッド様、何故止めるのですか?」
ベアが抗議する。
「いいか、お前らはもう二回も倒されてるんだぞ。これ以上負け続けたら我が組織は潰れてしまう。だから今度はこの俺があいつらの相手をしてやるんだよ。」
「しかしそれではポイズン・デッド様の命が・・・」
ベアは心配するが、
「この最強の実力を持つ俺にかかれば怖いものなんてないさ。さ、お前らは下がった下がった。」
ポイズン・デッドは幹部達を引き下げようとする。
「くっ・・・」
シャークとタイガーは納得がいかない様子。
「ポイズン・デッド様の命令だ。今は大人しく引き下がろう。」
ベアの言葉に渋々従い、引き下がった。
「ついに最期の時が来たなパラレルヒーローズ。ここまで来た以上最高の最期にしてやろう。」
ポイズン・デッドは宣言する。
「壊滅を迎えるのはお前たちの方だ!」
「そうよ!笑っていられるのも今のうちよ!」
そして遂にポイズン・デッドとの最終決戦が幕開けしたのであった。